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2016年11月23日

南極観測隊が持って行く、1人当たりの食料1年分の重さは何キロ?・・・南極観測隊にまつわる色々な事

先日のラジオ番組で、第58南極越冬隊にシェフとして1年間行かれる方が、電話インタビューのコーナーに出ておられたので、いくつか へ〜 と思った話の内容と、南極観測隊に関する色々な事をご紹介。

その前に、通称、南極観測隊は、正式には南極地域観測隊の事であり、南極大陸の天文・気象・地質・生物学の観測を行うために日本が派遣する調査隊の名称となっています。
運営は、国立極地研究所が行っており、1958年から昭和基地で通年に亘って行っています。
従って、第58+1958=2016で計算が合いますね。

【へぇ〜と思う前に知っておきたいこと】
● 今回の越冬隊の隊員の人数は33名。
● 昭和基地に到着したら1ヶ月は前の隊と一緒に生活し、引き継ぎなどを行う。
● 野菜は生で持って行くものもあるが、基本的に冷凍、もちろん、魚、肉は下処理を行って行く。

【越冬隊のシェフの役目に、へぇ〜と思ったこと】
● 楽しみは食べる事くらいしか無い為、メニューが単調にならないようにする、飽きさせない事が大事
● 隊員に朝食を食べてもらう事が腕の見せ所。例えば、焼きたてのパンの香りを基地内に充満させる工夫をすることも。

【へぇ〜と思ったこと】
● 一年間の間、食料の補給は無し。
● 一年間の食料を全て持って行く。
● 隊員1人の1年間に食べる食料の重量は1000キロ、つまり1トン。
● 今回用意した食料の総重量は35トン。
● 1年後残った食料は次の隊が来た時点で焼却処分を行う必要がある。
● 飽きないメニュー作りの為、食材の種類は多く持って行く、ちなみの今回の観測隊においては、正確には数えていないが、3500種類くらはあるでしょうとの事。

その他、調べてみた事が以下です。
南極観測隊には一般の人も参加は可能で、応募して採用されれば、一時的に文部科学省の職員の身分となります、従って給与は国家公務員に準じた支給となります。その際、ボーナスも含めて年俸とし、月割で毎月支給されます。尚、出発までに虫歯から水虫まで完治させておく必要があるそうです。更に、作業に必要な作業機械の運転資格は自費で取得する必要があります。

給料の話、一時的であっても国家公務員扱いの為、年功序列の給与体系に近い額となり、以下がその相当額になるようです。
20代の給料:26万円
30代の給料:34万円
40代の給料:50万円

昭和基地の360度ビュー クリックして周囲を見てみましょう!


以下は全て、気象庁のホームページからの抜粋です。とても興味深い事ばかりです。

【昭和基地について】
昭和基地は日本から直線距離で約14,000km離れたリュツォ・ホルム湾東岸、南極大陸氷縁から西に4kmの東オングル島に位置しています。 この島は南極大陸とは海氷で繋がっており、表面の氷が解ける夏を除いて歩いて渡れます。日本との時差は6時間あります。
43次観測隊(2001年)からは、オーストラリアまで飛行機で行き、オーストラリア西岸のフリーマントルで南極観測船”しらせ”に乗り込んでいます。 海洋観測をしながら約3週間かけて南極・昭和基地に向かいます。

昭和基地には、気象観測を行うための気象棟があり、気象隊員が常駐して様々な観測やデータ処理を行っています。 荒天が続くと、この棟に泊まり込みで観測を継続します。

昭和基地周辺で実施している様々な観測データを気象棟で監視するとともに、目視で天気や視程を観測しています。 あわせて、天気図や集めた観測値を解析して、屋外活動に必要な気象情報を観測隊員に提供しています。

機器が故障した場合の対応や部品交換は、気象隊員だけで全て行う必要があります。このための訓練も国内で実施しています。

日本が南極に設置した基地は、現在運用している昭和基地のほかに、ドームふじ基地、みずほ基地、あすか基地があります。
これらの基地では、過去に有人での気象観測を行っていました。最も内陸のドームふじ基地では、1996年と1997年に-79.7℃という最低気温を観測しました。




【隊員の昭和基地での生活】
気象隊員も、仕事以外は通路でつながった基地中心部で生活しています。基地中心部には個人の居室や食堂、風呂、図書室などの設備が整っています。
越冬隊員にはそれぞれ4畳半の広さの個室が貸与されます。

風呂のお湯は循環式で発電機の熱を利用して温めており、節水、省エネです。

管理棟内で人工光源で野菜を栽培しています。
昭和基地への物資は、「しらせ」による年1回の輸送で持ち込まれるので生野菜はすぐに尽きてしまいます。そのため、基地内で様々な野菜を育てています。 キュウリなどは1本を全員で分けることもあり、最高の御馳走となります。

派遣された気象隊員は、1年以上にわたり昭和基地で生活します。昭和基地では様々な設備が整えられており、 インターネットも使えるなど室内では国内と殆ど同様の生活を送ることができます。 しかし、一旦屋外に出ると低温と強風の厳しい世界であり、外出の際は必ず無線機を携帯しなければなりません。


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posted by これつか at 08:00 | 話の小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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