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2016年12月08日

「タイガーマスク運動」の先駆け伊達直人さん名前公表で知る、児童養護施設入所の子供達の現実に驚く

テレビアニメ『タイガーマスク』は、昭和44年(1969年)から1年間放送され、当時の子供から大人までの心に何かを刻んだアニメ。

アニメの舞台は孤児院、今で言う児童養護施設とプロレスのリング。
『あしたのジョー』と同じく当時の時代背景とマッチしていて共感した方も多い筈。

当時の孤児院への入所理由の半数は親との死別、これだけでも更に共感を呼ぶ背景があったのでしょう。
そして現代の児童養護施設への入所人数は、90年代半ば迄は2万5千人で推移していたものが、2000年代に入ると3万人の高止まりのまま推移しているのが現状。

そして現在の入所理由は・・・・

1位、親からの虐待(入所の子供の3分の1を占める)。
2位、親の経済的な理由。

更に驚くのは、入所する子供達の6割もが、なんらかの親からの虐待を受けている。

経済的に困窮 → 子への八つ当たり、はけ口 → 子への暴力 → 負の連鎖 → 施設へ入所

我が子への虐待・暴力は論外として、経済的な理由で子育て放棄をした筈の親が、スマホ片手にラインだポケモン、酒やギャンブルとやってたら、これはもう犯罪級。

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これが、入所する子供の親の現実

この1位、2位を証明するような話が、名前を公表した河村さんのインタビューの中にあったのでご紹介。

ランドセル! 施設で買うんじゃないの?

19年前に初めて施設を伺った時に、ランドセルを持って行った。その数年後ぐらいに、職員さんとの話の中で、親御さんたちは施設からの支援物資に頼ってしまって、親が怠けている。親たちが感謝しない。それで僕は、考え方を変えて、『施設に遊びに来てくれる人が、お子さんのために、ランドセルを持ってくるけど、どうしますか』と親御さんに投げかけてもらうようにした。そうすると、親御さんが『施設で買うんじゃないの?』と・・・・。』・・・・日刊スポーツWEB版より

この一例だけを聞いただけで子育て放棄の親の、常識もモラルも崩壊しているのが分かります。
虐待する親では、そもそも、そんな事などに気も及ばないでしょうけれど。

この名前を公表した河村さんの偉い所は、決して児童養護施設に居る間だけの子供達を案じていない点。

この件に関して河村さんは、こんな話もされている。

『そもそも僕自身の行動は、すべて実名、顔出し。基本的には匿名でやっていない。今までは個人で活動をしてきて、タイガーマスク基金に参加させていただいて、成人式の支援とか、広義な形で支援に参加してきました。子供たちは、施設にいる間は、衣食住は守られている。高校を卒業して、社会に出た後は、支援が完全に途絶える』・・・・日刊スポーツWEB版より

両親の元で育ってさへ、学校をまともに出てさへ、社会生活を送って行くのが大変な世の中、親からの虐待を受け、まともな家庭の温かさを知らず育った子供達が施設を出た後の事まで心配している。

6年前、群馬県前橋市の施設前に置いたランドセルには、河村さんのこんなメモが。
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河村さんは母子家庭で育ち、小学校に上がる前にその母親も亡くなり、袋に教科書を入れて学校へ通ったと言います。 今回の『伊達直人さん名前公表』は、タイガーマスク運動がかなり廃れて来ているのを感じ、今一度、施設で暮らす子供達の境遇に目を向けて欲しいとの思いからです。

尚、施設に里親を申し出るのは、50代の方が一番多いそうです。経済的にも年齢的にも10年は十分に面倒をみてやれる・・・分かる気がしますね。

最後に、この曲を・・・
アニメ・タイガーマスクのエンディング曲『みなし児のバラード』、歌詞に河村さんの気持ちも込められているようで、ちょっと泣ける曲です。


こちらはフルコーラス


MIKOは7年前、夜の公園に発泡スチロールの箱に入れられて捨てられていた子、丸まって、まるで小さなカメのように見えたので、箱をつま先で軽く蹴ると、待ってたように、ひと声鳴いて飛び出てきました。
箱を見ると隅に牛乳が溜まっていたので、あっ捨てられたんだ、とはっきりわかりました。今では良き娘。
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posted by これ!使おう at 11:30 | 話の大ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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