2016年09月25日

二人共ライバルだと思っていた こんな話

人間同志と言うのは、互いに何が呼び合うのか、恋愛にしろ、友情にしろ、まるで共振するような何かがあるものです。


きょうしん
【共振】とは振動する物体が、外部の振動と同期して更に大きく振動すること。


この共振、ふたつの物体があって、片方を振動させれば、少し離れた物体も同じように振動する現象。

なんでもかんでも同期して振動し合うかと言えば、似たモノ以外は、そうならない。


人間で言えば、この共振、やはり心と心、すなわち 脳と脳が共振しているのかも知れません。

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こんな心と心の共振


小学生の頃、昼休みとなれば同じクラスの者同志でする、鬼ごっこが流行っていて、休み時間の確か40分くらい、汗びっしょりになってやっていたものです。

そんな同じクラスに、S君が居て、このS君、自分が鬼になると、とにかくこっちばかり追いかける。誰も追い掛けず、こっちを追い掛ける?  だからこっちが鬼になったらS君を追い掛ける。と言うよりS君だけを追い掛ける。

よくもまぁ、他の者から文句が出なかったのが不思議なくらいの鬼ごっこ。


そんなS君は、体も大きくなり、中学、高校と運動神経を活かしてクラブ活動や、体育の時間のスポーツでも活躍、とても人気者になって行く。

そんな二人の間には、何かありそうな気配はありながら、中学、高校と小学生の時のように近づく事は無く、高校を卒業してからも別々の道を歩んで行く事に。

これが異性同志なら、気になる同志、恋愛にだって発展するケースかも知れません。

と、こう思っていたのは、こちらだけの筈だった筈。


ある夏のお盆の帰省時期での事。


駅で電車を待っていると、何年振りかで、あのS君と遭遇。

近況を話すと、社会人のスポーツで日本一になったと言う。

こっちとは雲泥の差で頑張っているなぁと思いながら、駅の向こうを見て立つその後ろ姿を見ていると

こんな事を言い出した。

『俺達・・・ライバルだったなぁ 最後は俺が勝ったけどなっ』

と、ちょっとおどけながらも、マジで言うS君


あの昼休みの鬼ごっごで生まれた、共振し合うようなライバル心から生まれた二人の関係は、S君の心に、こっちよりも大きくあった事実に、忘れていなかった事実に、まだ続いていた事実に驚き。


思いがけない、この告白とも言える言葉には、

Sもこっちと同じ気持ちでいる筈 と言う 確信とも言える自信が、この時に証明されたようで、なんとも嬉し出来ごととして、今も心に残る1シーン。



S君の父親は早くに亡くなっていたので、Sも本来、体は丈夫じゃ無いと読んでいたので、S君が今も元気に生きているのかは不明。 生きているなら、死ぬ前に、もう一度会いたい特別なひとり。


なんともセンチになる、思い出話でした。

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posted by これ!使おう at 22:46 | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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